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2026.10.15 レース結果

2026 D.I.D全日本モトクロス選手権 第8戦 レースレポート

2026 D.I.D全日本モトクロス選手権 第8戦 レースレポート

【全日本モトクロス選手権 レポート】

2026 D.I.D全日本モトクロス選手権シリーズ

第8戦 TOKIO INKARAMI Super Motocross

2026年10月10日(土)・11日(日)

埼玉県/オフロードヴィレッジ

天候:晴れ

気温:27度

コースコンディション:ドライ

観客:4,997人(2日間)

 

全9戦で競われる2026年の全日本モトクロス選手権は、いよいよシーズン終盤。第8戦TOKIO INKARAMI Super Motocrossが、埼玉県川越市のオフロードヴィレッジで開催された。今季第3戦でも使用されたコースは、今大会の前に仕様変更され、基本レイアウトこそ従来を踏襲するものの、より難易度が高いジャンプやリズムセクションが配された、これまで以上にスーパークロスのイメージが与えられたコースに生まれ変わった。日本人トップライダーのスポット参戦もあって、会場には多くの観客が詰めかけた。

今季の全日本モトクロス選手権は降雨やマディの大会が多かったが、今大会は秋晴れに恵まれ、路面はドライコンディション。ただし、ホコリの発生を抑止する散水の量がかなり多く、とくに昼休み直後に実施されたIA1の決勝ヒート2は泥跳ねも酷かった。

Westwood MXは今季、全日本最高峰のIA1クラスに参戦する浅井亮太選手(#7)、西條悠人選手(#311)、渡辺祐介選手(#110)と、ウエアやブーツやゴーグルなどに関するプロモーションライダー契約を結んでいる。また、今季はオーストラリアでのレース活動をメインに取り組み、シーズン終盤の全日本にスポット参戦する横山遥希選手(#386)にも、ゴーグルやブーツをサポートしている。

そのIA1クラスは、タイムアタック予選と3ヒートの決勝を、いずれも日曜日に実施。決勝の長さは、時間ではなく周回数で決められ、3ヒートが行なわれた。

IA1クラス ヒート1

IA1クラスの決勝は、10周の3ヒート制。そのヒート1は、横山遥希選手(#386)のホールショットで幕を開けた。西條悠人選手(#311)も好スタートを決め、3番手からのレースに。一方、浅井亮太選手(#7)は1コーナー、渡辺祐介選手(#110)はコースの後半で転倒し、大きく出遅れることになった。レース序盤、横山選手はトップをキープ。西條選手は数台の先行を許して7番手を走行していたが、3周目にマシントラブルでリタイアとなった。

レース中盤、横山選手の背後に2台が近づき、4番手以下を離しながらトップグループを形成。6周目には激しい接近戦となり、この中で横山選手は3番手に順位を下げた。レース終盤、横山選手は僅差で2番手を追い続けたが、最後まで再逆転のチャンスは得られず。10周のレースで3位を獲得して表彰台に登壇した。浅井選手は2周目の段階で22番手だったが、激しい追い上げを続けて11位でフィニッシュ。渡辺選手は19位に終わった。

IA1クラス ヒート2

スタート直後、横山遥希選手(#386)は4番手の好位置を確保。浅井亮太選手(#7)は9番手、西條悠人選手(#311)は10番手、渡辺祐介選手(#110)は13番手あたりからのレースとなった。2周目以降、西條選手と渡辺選手が僅差で続き、前の集団を猛追。ところが3周目、西條選手に追突した渡辺選手が転倒を喫し、26番手まで大きく順位を落とした。この3周目、浅井選手は10番手に後退。西條選手は翌周にひとつ順位を下げた。

5周目、西條選手は他車と接触転倒して20番手にポジションダウン。一方、横山選手も1台の先行を許したが、レース後半は2番手から5番手までが1~2秒差で連なる接戦が続いた。横山選手は、ここから脱落しはじめた1台を9周目にパス。最終ラップでは、直前で2台が接触して1台が転倒し、これにより横山選手は3位となった。浅井選手は、7周目に1台を抜き、上位勢の転倒もあって8位。西條選手は18位、渡辺選手は23位だった。

IA1クラス ヒート3

横山遥希選手(#386)はまたしても好スタートを決め、3番手のポジションを確保。西條悠人選手(#311)は7番手、浅井亮太選手(#7)は9番手、渡辺祐介選手(#110)は12番手で1周目をクリアした。2周目、横山は選手は1台をパスして2番手に浮上。3周目にかけ、先頭に立ったスポット参戦の世界級日本人選手を約2秒差で猛追した。しかし4周目以降、そのギャップはじりじりと拡大。逆に後方から、1周につきコンマ数秒ずつ1台に近づかれた。

そして最終ラップには、2番手争いが完全な接近戦に。横山選手は順位を守り切れず、またしても3位でのチェッカーとなった。西條選手は、6番手のライダーを僅差でマークしていた4周目にミスし、この間に4台の先行を許すと、徐々に集団から遅れて11位。西條選手の後退で8番手に順位を上げた浅井選手は、すぐ前にライバルがいる状況だったが、9周目に1台の先行を許して9位だった。渡辺選手はマシントラブルでリタイアしている。

横山 遥希 選手(#386) ヒート1:3位/ヒート2:3位/ヒート3:3位

「今シーズンは全日本モトクロス選手権を離れ、オーストラリア選手権をメインにレース活動してきましたが、向こうは8月にシーズンが終了するので、全日本の終盤3戦に出場することに。ところが第7戦の2週間前に鎖骨を折り、10月上旬に実施されたモトクロス・オブ・ネイションズの日本代表メンバーに選ばれていたことから、第7戦の出場は見送りました。そのため、今大会がほぼ1年ぶりの全日本参戦に。オーストラリアやネイションズでは250ccマシンだったので、450ccに対する乗り込みは足りていませんでしたが、80%のうちの100%を出し切ることはできたと思っています。でも、結果には満足していません。全レース表彰台ながら、ずっと3位。ヒート3は2位が目前にあっただけに、悔しい結果になりました。最終戦はもっと準備に時間を使えるので、さらに上の走りを目指します」

浅井 亮太 選手(#7) ヒート1:11位/ヒート2:8位/ヒート3:9位

「トップ3は抜け出していましたが、4番手以下はタイム差がそれほどなく、10周というかなり短いレースだったので、スタートさえ決まれば有利な状況に持ち込めそうでした。しかし3ヒートともそれができず、ヒート1は1コーナーで転倒、ヒート2は出遅れ、ヒート3もクラッシュしかけて遅れてしまいました。ライディングそのものはそれほど悪くなく、現在持っている力を発揮できたと思うのですが、それをリザルトにつなげられず悔しいですし、実力不足を痛感しています。ヒート2は散水が酷く、ラミネートのティアオフを使い切ってしまいましたが、100%のゴーグルは曇ることなく、最後まで視界を保ってくれました。THORのウエアは、決勝ではストレッチタイプを使用。スゴく薄くて動きやすく、なおかつ涼しいので、ハードな追い上げのレースでこれにも助けられました」

西條 悠人 選手(#311)ヒート1:DNF/ヒート2:18位/ヒート3:11位

「ヒート1はマシントラブルでリタイア。スタートが決まっただけに、悔しい結果に終わりました。ヒート2は、車体をスペアに変更することになり、若干フィーリングが違っていたのに加え、思いのほか散水が酷くて路面はスリッピー。これらに対応できずカタくなり、途中で他車と接触して転んだときにまたしてもマシンが不調を抱え、ペースを上げられずにゴールしました。ヒート3は、それほど悪くないスタートで、ようやく乗れている感じもあったのですが、途中で自分のミスにより大きくスリップした際に数台の先行を許し、そのままの位置でゴールしました。今大会に向けてこのコースで乗り込んできて、調子はかなり良かっただけに、とにかく悔しいです。最終戦は地元大会。世界チャンピオンもスポット参戦するので、少しでも世界の走りを吸収できるように頑張ります」

 

渡辺 祐介 選手(#110)ヒート1:19位/ヒート2:23位/ヒート3:DNF

「ヒート1は、1周目に他車と接触して転倒。マシンが絡んでいて復帰に時間を要し、ラップ遅れになりそうなタイミングで再スタートしました。ヒート2は、中段から追い上げを試みるような展開で、すぐ前の集団を捉えている状況だったのですが、散水の影響で滑って転倒。そこから焦りでさらに2度転び、酷い順位に終わりました。ヒート3も、1周目は13番手あたりでしたが、ペースは悪くなく、再び前と変わらない感じて走れていました。ところが途中でマシントラブルが発生。リタイアに終わりました。思いのほか気温が上がりましたが、FLYの新素材ウエアはストレッチが効いているのに加え、かなり涼しく、ストレスなくライディングできました。今大会は、タイムは悪くなかったけどリザルトにつなげられず、非常に悔しいです。最終戦は地元大会なので、しっかり決めたいです」